ダンボールコンポストとは
ダンボールコンポストとは、ダンボールにくん炭(もみ殻を炭化したもの)とココピートを入れた資材に、毎日、生ごみを入れてかき混ぜるだけで、自然の微生物のチカラで約4カ月で堆肥化するしくみです。
ダンボールは、通気性もよく大きさもコンパクト。そのため、気になるにおいも少なく、場所もとらないため、ベランダでも気軽にできる都市型コンポストとして注目されています。
生ごみは、キッチンで出る生ごみなら、貝殻以外はすべてOK!
水切りも不要。
腐ったものでもいいんです。
生ごみは、基本的に毎日入れてかき混ぜますが、お休みしても大丈夫。
あらためて、生ごみを投入しはじめれば、分解がはじまるので、ズボラな方でも気軽に継続できるのもうれしいですね。
キッチンからはじまるリサイクルの輪
半径2~3mで出来る循環の輪
ダンボールコンポストの最大の楽しみは、ズバリ! できた堆肥で、植物を育てることです。
自分で育てた摘みたて新鮮な野菜を収穫して食べる喜びは格別!無農薬の摘みたて野菜の美味しさを実感できます。
微生物でできたコンポスト堆肥は、生ごみからでた微量要素により栄養たっぷり。植物がとてもよく育ちます。
生ごみが微生物のチカラで堆肥にかわり、植物が育ち、収穫した野菜が食卓に。キッチンからわずか半径2~3mでできる小さな循環の輪。毎日のちょっとした取り組みが、自然界に住む小さな微生物の大きな力に気づかせてくれます。
少し前の日本の暮らしでは、当たり前に行われてきた生ごみのリサイクル。自然とともにあった食生活や身近な自然に気づかせてくれるダンボールコンポストをあなたもはじめてみませんか?
ダンボールコンポストQ&A
Q 生ごみを入れ続けるとダンボールからあふれませんか?
A 生ごみの約90%は水分です。そのため、生ごみの実質量は約10%。約50kgもの生ごみを投入することができます
Q 臭いが心配です
A ダンボールコンポストは通気性が抜群なので、臭いが少ないのが特徴です。動物性たんぱく質が多いと臭いがきつくなることがありますが、1~2日生ごみの投入をやめてしっかりかき混ぜると臭いが消えます。
Q 白いカビが出ました
A 白カビは、生ごみを分解してくれる微生物の仲間です。分解が進んでいる証拠ですので、安心してかき混ぜてください
Q 虫の予防法は?
A 予防には虫よけキャップをコンポストの下までしっかりかぶせることが大切です。
Q 堆肥の使い道がありません
A 余った堆肥は「千石ちいさな森」プロジェクトに寄付し、千石地域の緑に活用します。
(回収エリアや堆肥の状態に条件があります)
※ ダンボールコンポストはNPO法人循環生活研究所の方式を取り入れています